episode1 出会い
ジョリーと出会ったのは平成最期の日。家を建て犬を迎えたいと思った僕は休日に福岡中のペットショップを一気に周る計画を立てた。
弾丸ドライブするにあたり、 疲れた後の事もちゃんと考えて遠くのお店から探しまわる事に。 毎週の様に 数百キロみたいな ドライブをする僕。 どんなに疲れても近くならば 楽勝で探しまわれるだろうというプランだ。
店まで走る。 入店して1〜2分で店を出る。 そしてまた次の店へ。 その様な流れで朝から晩まで繰り返し 沢山の店を探しまわりました。
翌日、予想通り疲れ果てる。 ・・・・
よし。プランBだw ヘロヘロだが近くなら
何とか大丈夫だろう。
北九州エリアのお店を 探し回る事にした。
まずは近所のイオンへ向かうことにした。 東田のナフコあたりを 通っている時、何者かが突然僕に語りかける。 『引き返して』 何度も何度も 『引き返して』と 語りかけてくる。
それが何かは分かりませんでしたが、 確かに感じる。 Uターンする事にした。
因みにこの様な現象は 世の中では一般的ではありませんが、僕には あまり珍しくはありません。 ドライブしていて 突然曲がりたくなって曲がると神社があったりと常に何かに呼ばれているような感じがあったりします。 何かが呼んでるっぽいからちょっと引き返してみる。 (こんな会話が成立するのが普通でないと思う) とUターンして感じる場所を探す。 ナフコ?じゃ無い。 もう少し戻った場所だな・・・ ゆっくり戻る。
しっくりする場所を発見。 ミスターマックス⁈ な、なぜ?? ここにペットショップは無いだろ。
トイレを借りるついでに 一応中に入ってみるか。
・・・お!ペットショップが あるでは無いか!
僕の探していたチョコレートタンのダックスが居るぞ! しかし不思議顔つきだな(笑)
へなへなして 犬じゃ無い顔をしている。 何か別の生命体の様だ。
目標
生後4ヶ月なのに 体重が1キロ無い。 小さい。小さ過ぎる。 へなへな野郎だな。
この顔は流石にヤバイだろ。 だから売れ残っていたんだな。
お前か!俺を呼んだのは。
この顔はかなりやばいと本気で思っていた僕の隣で可愛いと言う人がいる・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 連れて帰る事に。
交渉ならマカセロ!・・・ 数万円安くなった。
1年探しても全く見つからなかったりする
チョコレートタンのダックス。
名前は既に決まっている。
小学生の頃に飼っていたスタンダードダックスと同じ名前。
『ジョリー』だ!
ちなみにニホンとニッポンの様な事で
ジョリー/ジョリィ/ジョリ/ 全てジョリの正式なお名前。
僕が小学3~4年生くらいの頃にあった
TVアニメ『名犬ジョリィ』から名付けた名前だ。
昔のジョリーがチョコレートだったので、 僕はずっとダックスはこの色なんだと 思っていましたが、ブラック/ゴールド/レッド/その他の色/ロング/ショートと 沢山のカラーがあるのを おっさんになって初めて知った。
そんな事も知らず勝手に チョコレートタンをイメージし 探していたのでなかなか 見つからないと言う状況でした。 選ぶとか フィーリングが合うか?の前に そもそもそれがいない。 素人がウロウロと探し回り かなり苦労しました。 そんな時、 心の中で強く呼ばれ、 行くはずの無い店にたどり着き ジョリーと出会い 即、連れて帰る事に。
これが彼との出会い。
これがあったから 後に起こった出来事も信じる事が出来たのかも しれません。
初日から一切の緊張感無く家中を走り回ってたのはとても印象深い。
episode1 出会い
おわり。