投稿開始2025/05/20
このページでは1978年(昭和53年)に販売されたポピーキングザウルスシリーズの人形や関連グッズを全種展示に先駆けて紹介していきます。
※思ったよりページにボリュームが出たので個別紹介ページを別途作成します。
下の段のキングザウルスサブメニューから移動できるよ様に調整します。
ちなみにウルトラマンは1966年より始まりました。
この玩具以前のウルトラマンは1974年(昭和49)のウルトラマンレオが最後だったようです。
考察するにあたり2つに分類
①昔からあるウルトラ怪獣
②新しく放映され追加された怪獣
・1979年のザ☆ウルトラマン(ウルトラマンジョーニアス)
・1980年からはウルトラマン80
当時のえほんの1ショット。当時のちびっこが落書きをしています。 資料ってこれで良いのだと思います。
久しぶりのウルトラマンの誕生。家族総出で宣伝しようみたいな事でウルトラマンファミリーなんて言葉や集合写真が出来たのかも知れませんね。
ジョーニアス放映の1年前1978年(昭和53年)から従来の怪獣を販売し、1979年(昭和54年)のザ☆ウルトラマン放映と同時に種類を追加。翌1980年(昭和55年)からはウルトラマン80放送に合わせて再度怪獣を追加(最初の方の怪獣しか追加されていないようです)。81年(昭和56年)までのリリースで全種類。以後1983年BANDAI怪獣へと移行されたのだと思います。
当館の目玉とするべく全種類展示をめざし活動しています。揃ってから展示しようと思っていましたが現在、資料保管してあるものからブログ紹介やメリレイちゃんねる(YouTube)を通じて動画でも紹介出来たらと活動中です。
※かなりざっくりした情報で間違っているかも知れません。
ターゲット
メーカー:ポピー
商品:キングザウルスシリーズ
この絵本に出て来るお人形は撮影用に別途彩色されているような気がします。
キングザウルス サブメニュー
怪獣消しゴムの箱側面
きっかけ/レトロなお宝と言うよりアート/とにかく修復/下品な話 /どうして相場が分かる? /玩具に対する法律 /ポピーとバンダイの比較
ざっくり解説/販売期間
販売期間:1978年(昭和53年)から後のバンダイ怪獣の1983年販売開始前(1982年頃まで)
景品バージョンも
ロッテウルトラマンフーセンガムでは、20点集めると※かっこいい特製プラスチックモデルが貰えました。
通常版と異なり『色つきクリア成形色の人形でした』
※ガム包み紙の表現
駄菓子屋で売られていた怪獣消しゴムの未使用箱の側面です。怪獣の色合いからして試作品または目が赤かったり白かったりしますので1期製造でしょうか。微妙に違う気がします。後発品は白目が金(銀)色になったりだんだんとスタイリッシュに変更されています。
そのほか、絵本やその他玩具のパッケージにも採用されるなど、当時の人気ぶりが伺えます。
怪獣消しゴムの未使用箱正面
実際のお人形はアイスラッガー(宇宙ブーメラン)取れません
画像は早うち一発くんという玩具です。20年前、家から20分位の廃業されたお店で見つけました。
真ん中のウルトラマンは ザ☆ウルトラマン(ジョーニアス)です1979年(昭和54年)のキャラクター。怪獣ブームの頃だった様です。キングザウルスシリーズが堂々と掲載されています。今見てもかっこいいです。
②は新番組放映の新規キャラ玩具なので製造数は少なかったのではと考えました。
テレビ放映時のみの生産だとしたら1979年/1980年からそれぞれ1年の製造?それとも2年?
いずれにしても1983年のBANDAI怪獣販売前までの1982年が最終という事に間違いは無いと思います。
トータルでの販売期間は約4年だと勝手に予想。
箱上部。当時の力の入れようが伺えます。
個人的にその年代の人間ですが子供の頃おもちゃを買って貰った記憶が無いため、残念ながら予想でしかありません。
僕の知人で過去にこの商品をゴミ袋で数袋購入したかたがいらっしゃいます。
魅力的な色彩に造形ですが、BANDAI怪獣が販売開始した1983年当時は売れ残りでしかありません。
こんなにイケテるのに古くてダサイと思われた時期があったようです。
こちらは30センチ程度の大きさのグレートザウルスシリーズのウルトラマンですね。存在感が凄いです。機会があれば撮影し画像を掲載いたします。確かスタンダード怪獣が300円程度で大きなウルトラマンは1000円くらいだったと聞いた事があるような。
やはり別途、塗装されていると思う・・
ポピーとバンダイの比較
1983年ポピーからバンダイに移行した後、
ウルトラの父
ウルトラの母
ケムラー
は同じポピーの金型が継続使用されました。
流用されたのは3体ですが、
成形色(素材のベースカラー)はミクラスなど引き継いでいると感じる物があります。
※画像は後日追加します。
きっかけ
2024年、テレビ収録の準備の為、資料箱を開封整理していたら数十体キングザウルスシリーズや同年代の人形が出てきた。
僕の記憶が正しければ25年前の資料箱です。資料保管庫を資料部屋にするために棚を新設十数万の経費が掛かりました。
あわせて画像左側にいる大きなゴジラを落として割ってしまいました。悲しかった(T_T)
再発防止の為に床はクッション張りにしました。
当時僕は古漫画(新書版)を専門としており、立体物に転向しだした時の記念すべき荷物だったのでとても覚えています。
ちなみに僕の活動は平成7年(1995)より開始して
翌年平成8年(1996)に個人で古物商を取得し正式に活動をしてきましたので2025年時点で活動30年となります。
沢山の箱を開封して寄せ集めた結果・・・7割は揃っている様な。 昭和の物をノンジャンル収集でしたので今までコンプリートと言う発想はありませんでしたが、これは資料としては素晴らしい!そう思ったのが資料収集の始まりです。
※きっかけの日から記事掲載日まで半年も経過していませんが10体以上追加されているのでかなり進んでいると思います。
各地で災害が起こる度にこれら資料は消滅しています。絶対に残すと言う気持ちで活動しています。
かちんかちんにこおらせる!館長はキャラクターが好きなだけで詳しくありません。初めて知りました。
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レトロなお宝と言うよりアート
このオーラは興味の無い方でも観れば分かると思います。
僕の感覚だと全種展示となれば海外からの観光客でさえ立ち寄るレベルではないかと思うのですが、資料館メインページにも書いていますが、行政タイアップ無し・・・。
個人活動、厳しいです。
あれ、これって・・・早うち一発くんの
反転させたかと思いましたが火花の感じからすると反対からの撮影の様な気がします。どちらにしても同じ時に撮影されたようですね大発見したような気分になりました。
まぁ、未来で何かの役にたつでしょうこのまま次世代にへ紡げたら本当に素敵だと思います。
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とにかく修復
実際には破損品も結構混じっていたりしておりますが、長年培ってきた修復技術。今となってはレストアしたのが自分でも分からない物もあります。
怪獣消しゴムの箱側面独特な色合いや造形美。シリーズ販売中も色の変更などがあり、だんだんとスタイリッシュになっていきましたが、この顔つきだから良いのだ!と思ってしまいます。
記事編集時の2025/05/21時点では画像中央のキングザウルスシリーズと書いてある『ウ』の文字の上の緑色の怪獣さん
タイラントの修復作業を空き時間にしています。1年近くやってますがまだ完成しません。
手間を掛けて採算が合うのか?と言われた事もありますが、この活動に採算なんてありません。
ヒッポリト星人を可愛く仕上げる技術はたいしたものです。
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下品な話
テレビ番組ではないですが、1つ嫌らしい話をすると現在修復している怪獣は一般的に一体10万円程度します。
相場が乱高下しても半額程度の5万円くらいの評価は堅く、その辺りが本来であれば当館の購入価格となるわけですが、 当館は展示資料ですので完品を求める必要はありません(笑)
ここが販売仕入れとは全く異なる資料館特有の有利な点だと思います。人がほしがらないアイテムを時間を掛け大切にレストアしてあげる事で活動が可能となります。
偶然にも左下の怪獣が修復していた怪獣です
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どうして相場が分かる?
20年以上前、僕は販売活動のみで活動していた時期があります。その昔、僕の運営するサイトはネット上で無料鑑定をしていたので、
あのテレビ番組より検索上位に表示されていましたが、それ自体が無意味だと思い無料鑑定を辞めました。
現在ではフリマアプリなどで自分で直接売る方法もありますが、現在でも考えとして素人かたの場合、『その物の価値は=店の買取価格であり、業者の売値では無い』これが僕の持論です。中古車などが良い例ですね。
当時は雑誌やテレビの取材などは受けておりましたが、保険業を設立した20年前より販売HPも閉鎖し資料館へと運営変更しました。
代理店業務が忙しかった事もあり20年近くこのコーナーを作るまでは存在を隠しておりました。
このページは検索ヒットしな様に処理しています笑
僕こそが思いっきりその様な人だったので、『鑑定や価値』みたいな事を言われると反応し嫌な気持ちになってしまいます。
同業者さんや古いコレクターさんと話すあれ安くなったよねとか高くなったよねなどの話は好きなんですけど((笑))
Windows98の時代よりネットで無料鑑定沢山してある意味人の役にはたってはいたようですが、僕のコメントを添えてオークション出品するような心無い人が増えて来た事を理由に鑑定をやめたので、今でも価格を知りたい(鑑定/超合金)などのワードにうんざりしているのだと思います。
全てに共通して思うのは価格を気にする人ほど商品に愛情を持っていない。悲しくなるので少なくとも当館の文化活動には接点を持ちたくありません。
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玩具に対する法律
昭和46年(1971年)に、玩具安全基準(ST基準)が出来ました。STとはセーフティトイ(Safety Toy)の略だったと思います。
その後、1983年当時の玩具の安全基準のポイント:機械的安全性:玩具の構造や部品の強度、端部の処理など、子供が怪我をする恐れがある部分について規制が設けられました。
バンダイ1983年ウルトラ怪獣の販売スタートした年にもかかわらず同年、サイズや形(金型変更)が変更となった原因はこの法律(規定変更)があったのでは無いかと思います。突起物など危険と判断されて規制が入ったと言う事だと思います。
当資料館がメイン展示品にすると決めた『ポピーキングザウルスシリーズ』や『バンダイ1983年ウルトラ怪獣』はそれらのと深い関わりがある様です。
キングザウルスシリーズは規制前 最後のやばい怪獣人形ということだと思います。
バンダイ1983シリーズの初期はそのまま売ったらダメだという事になり初期製造の怪獣たちは金型変更されたのだと思います。やり替えるのにお金が掛かったからなのか?
造り替えられた怪獣さんはトゲトゲしさが無くなったばかりではなく全体サイズが2センチ程度小さくなりました。
※こちらも後日画像を追加します
たしかに・・・角/しっぽ/指先の破損品を過去多く見かけました。しかしそれが昭和玩具の醍醐味なのです。
爆竹、昆虫最終セット(注射器や怪しい液体のセット)火薬ピストルやロケット弾にミッキーナイフ小学生低学年でも筆箱にナイフが入っていて鉛筆を削っていました。
時代です(笑)
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昭和54年8月29日が第1刷この本は2刷表記なので最初の本と内容は同じ物だと思います
この絵本昭和54年なのでキングザウルスシリーズの2年目頃のお品だと思います。
怪獣の塗装なども最初の物とは変更され少し販売当初の人形よりあか抜けた雰囲気となってます。
比較資料を少し持っていますので、こちらも後日画像を追加したいと思います。
是非、見学に来店ください。
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【関連項目】
当店の展示品に関する考え